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生成AIとの対話における状態変化とその一回性・不可逆性について

—— プロンプトエンジニアリング批判から、履歴生成の理論へ

要旨

本稿は、生成AIとの対話を、単なる情報交換や出力取得としてではなく、対話者の状態変化を伴う出来事として捉える。

生成AIとの対話は、情報交換ではなく、対話者の状態を変化させる不可逆な履歴生成である。

第5章サンプル|対話は情報交換ではなく状態変化である

生成AIとの対話を、入力と出力の対応としてだけ捉えると、そこで起きていることの重要な部分を取り逃がす。

ユーザーは、単に情報を受け取っているのではない。自分の言葉を外に出し、それに応答を受け取り、その応答を読んだ自分として、次の問いを発している。

本文ページでは、章ごとに前後ナビゲーション、脚注、引用候補、PDF版リンクを追加できる。

主要概念

状態変化: 対話者が何を問題と見なし、次に何を問えるかが変わること。

問題化: 問題と呼ぶしかない何ものかを、問題として立ち上がらせること。

履歴生成: 状態変化が次の対話条件になる過程。

文献表記例

Shanahan, M. (2024). Talking about large language models. Communications of the ACM, 67(2), 68–79. DOI: 10.1145/3624724